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Sculptris 使い方 オプション設定 [Sculptris 使い方]

今回は、Sculptris(スカルプトリス)オプション設定について、
簡単にですが、説明してみようと思います。

オプション1.jpg



・Sculptrisのオプション設定は二つあります
 「スカルプト(モデリング)モード」のオプション設定と、
 「ペイントモード」のオプション設定です。

 今回は、「スカルプト(モデリング)モードの
 オプション設定」 について記載します。


・また、Sculptrisのオプション設定は英語です。
 「英語だと意味不明なので、気軽に設定変更出来ない、触りたくない」
 と言う方(私含む)のために、
 オプション設定を日本語にして見ました。
 と言っても、プログラミングした分けでは無く、
 単純に下の図を作っただけです・・・図32-2

図32-2
図ka32_2.jpg
元の英語のオプション設定の図は、このページの下の方に載せてあります。



・ちなみに、上の図は直訳ではありません。
 オークのHPからダウンロード出来る 「日本語ドキュメント」 を元として、
 それを、さらに簡略化して書きました。

 なので、オプション設定を詳しく知りたい方は、
 その 「日本語ドキュメント」 を読んで頂く事をお勧めします。
 オークのHP→http://oakcorp.net/zbrush/sculptris/index.php

 私自身が独自に解釈して、日本語に直した部分もあります。
 もしも、解釈が間違っていたら・・・・・・すみません。
 (解釈が間違っていても特に責任は持てませんので、あらかじめ、ご了承お願いします)


・設定を色々試す事により、ソフトの使い道が広がるかもしれませんので、
 これを機会に色々設定をいじってみる事をお勧めします。



・以下に各項目について、若干の補足説明を書きました
------------------------------------------------
1、設定を自動保存
 ONの場合、
  Sculptris を終了しても、変更したオプション設定が「維持」される。
 OFFの場合、
  Sculptris を終了と同時に、変更したオプション設定は「破棄」されてしまう。

2、クラッシュから復帰
 ONの場合、
  定期的にシーンを自動保存。
  クラッシュ時は最新のバックアップデータから復帰してくれる。
 OFFの場合、
  定期的にシーンを自動保存しない。

3、背景のイメージ変更
 背景の画像を、好きな画像に変更できる。
 インストールフォルダの data フォルダ の 「background.png」 がデフォルト。

4、フォグ効果のイメージ変更
 フォグ効果で使われている画像を、好きな画像に変更できる。
 インストールフォルダの data フォルダ の 「background.png」 がデフォルト。

5、通常 レンダリング 

6、Z深度 レンダリング 
 16bitグレイスケール 画像で保存。
 深度マップ(Z buffer)。

7、背景込みでレンダリング
 ONの場合、
  背景画像込みでレンダリングされる。
 OFFの場合、
  背景は黒でレンダリングされる。

8、アンチエイリアス処理
 ONの場合、
  ドット(ギザギザ)が目立たないようにレンダリングされる。

9、フォグ効果の強さ調節

10、被写界深度(ピンボケ効果)の強さ調節
 強くすると、レンダリングが長くなってしまうので注意。

11、リアルタイムで、アンチエイリアス処理を行う強さを調節
 強くすると、スカルプトの反応が遅くなってしまうので注意。
 MacOSX版は提供無し。

12、ブラシの間隔
 エアブラシONの時は、この設定無視される。
 スカルプトモードのみ。

13、ペン圧力による、「ブラシサイズ」 調整

14、ペン圧力による、「ブラシ強さ」 調整

15、全てのブラシで共通の設定
 ONの場合、
  すべてのブラシで設定が共通化される。
 OFFの場合、
  ブラシ毎に設定が違う。

16、ペン圧感度の調整

17、ミラーの中央で重なったストロークを補正
 ONの場合、
  左右のストロークが重なった部分の変位が2倍になるのを防ぐ。
 OFFの場合、
  重なった部分の変位が2倍になる。

18、自動リラックス調整
 ONの場合、
  ブラシストロークした周辺のメッシュを、自動でリラックス処理する。
  詳細なディテールが失われる事がある。

19、細分化時にスムージング
 OFFの場合、
  細分化時にスムージング処理しない。
  シャープなエッジが維持される。

20、トライアングル削減の強さ
 トライアングル削減ボタンを押した時の、削減量の調節。

21、カメラの自由回転
 ONの場合、カメラの上下左右の区別が無くなる。
  常にマウスドラッグした方向へ回転できるようになる。
  オブジェクトの向きを合わせるのが困難になる。

22、カメラ回転の中心が自動で決まる
 ONの場合、
  カメラ回転の中心が、現在見えている範囲(編集している場所)
  を中心に、カメラの少し前方に自動調節される。
 OFFの場合、
  カメラ回転の中心が、現在見えている範囲(編集している場所)
  を考慮しない。

23、カメラ パース
 カメラ視野(カメラ焦点距離)を調節。
 数値が低い→歪みが小さい。
 数値が高い→歪みが大きい。

24、回転アニメーション
 ONの場合、
  オブジェクトが自動回転する。
  このオプションを無効にするまで回転し続ける。

25、カメラ操作用のボタンを表示
 ONの場合、
  画面左下にカメラ操作用のボタンが表示される。
  カメラ操作は、そのボタンで行う事になる。

26、前バージョンのSculptrisナビゲーション
 ONの場合、
  前バージョンの Sculptris ナビゲーション(操作方法)になる。

27、ミラー中心線 表示
 ONの場合、
  「ミラー」が有効の時、真ん中に線が表示される。

28、クイックヘルプ 表示
 ONの場合、
  画面右下に簡単な操作ガイドが表示される。

29、OBJデータに法線の向き情報を出力
 ONの場合、
  OBJデータをエクスポートする際に、法線情報を加える。

30、UV 変位モード(テクスチャーの比率を変更)
 ONの場合、
  このモードをONにした後、ブラシで「膨張させた部分」は、
  テクスチャー面積の比が「高くなる」。
 OFFの場合、
  全ての場所で、テクスチャー面積は「均一」になる。

31、オプション設定 を 閉じる
 オプション設定ウィンドウを閉じる。
 変更したオプション設定は、Sculptris終了と同時に「破棄」されてしまう。

32、オプション設定 を 保存して閉じる
 オプション設定ウィンドウを閉じる。
 変更したオプション設定は、Sculptris終了しても「維持」される。
------------------------------------------------
以上です。



・ちなみに「初期状態」にリセットする正しいやり方は分かりません。
 それでも設定をキッチリ戻したい場合は、
 1、Sculptris をアンインストール。
 2、その後 「Sculptris Alpha 6」 を Delete。
  (多分、Cドライブ→Program Files→Pixologic の中にある)
 3、Sculptris を再びインストール。
 という手順を、私の場合は行っています。
※くれぐれも削除等は慎重に自己責任でお願いします。

・下は、上記手順を行った後(インストール直後)
 オプション設定図です。
 多分 初期設定 の状態になってると思います。図32

図32
図ka32.jpg



今回は、以上です。
今度は、ペイントモードのオプション設定について書くと思います。




3DCGのニュース2(V-Ray デモ版) [ニュース]

「V-Ray デモ版」

図Vray01.jpg



・V-Rayのデモ版が、下記HPからダウンロード出来るというお知らせです。
 http://v-ray.jp/3dsmaxmaya.shtml

図Vray02.jpg



・V-Rayというのは、高品質なレンダリングをするためのプラグインソフトです。

・V-Rayは、他のレンダリングソフトと比べて、処理スピードが早く、
簡単な設定でも高品質な画像を作れると評判です。

・最近は、色々な3DCGソフトで使えるようになってます。

・詳しく調べてませんが、無料の3DCG統合ソフトである
Blender(ブレンダー)」でも、V-Rayが使えるそうです。

・グーグルの提供している3DCGソフト「SketchUp」でも使えます。
「SketchUp」は、Pro版と無償版があるのですが、
SketchUp 7 無償版」でもV-Rayが使えると書いてあります。
無料で高品質なレンダリングソフトを試すチャンスだと思いますので、
興味ある人は確認してみて下さい。
ここに詳しく掲載されています。

「V-Ray for SketchUp 機能リスト」
http://v-ray.jp/sketchup_info.shtml










共通テーマ:パソコン・インターネット

ゲームのニュース1 (ドラクエⅩ) [ニュース]

3DCGが使われているゲームの紹介です。


「ドラゴンクエストⅩ 目覚めし五つの種族 オンライン Wii版」
2012/8/2に発売されてました。


ドラクエ.jpg



ドラクエのキャラクターデザインは、皆さんご存知の鳥山明です。
モンスターや敵キャラなど、愛嬌がありユーモアあふれるキャラクターが多いので結構好きです。
マンガ「ドラゴンボール」も当然好きですが、私の場合、一番は「Dr.スランプ」です。
この「Dr.スランプ」に出てくるキャラクターが好きな、漫画家やデザイナーも多いと思います。
何より内容が、ばか過ぎでとても面白いです。
イラストの参考にもなるので、是非読んでみる事をお勧めします。

   



ところで、ドラクエⅩの方ですが、
今回は、ネットを使って、他の利用者と交流が出来ます。

ただ、ソフトだけでは冒頭の数時間分しか遊べず、続きを楽しむにはネットに接続し、
30日間あたり1千円の利用料を支払う必要があるそうです。
60日間は1950円、90日間は2900円。

月~金曜の午後4時~午後6時と、土・日曜の午後1時~午後3時は、
無料で遊べる「キッズタイム」というのがあるとの事。


今回のドラクエは、堀井雄二(ゼネラルディレクター)、
鳥山明(キャラクターデザイン)、すぎやまこういち(音楽/BGM)
といった、初代ドラクエを作った方々が手がけています。

発売日には、渋谷のお店に開発者の堀井さんが登場。
「1作目から26年経ってもイベントを開いてもらえてうれしい」と挨拶。
ソフトを買った人たちとハイタッチして喜んでいたとの事です。


ドラクエ公式サイトからは、10月2日までの期間限定で、
「PC用特別壁紙」 が、ダウンロード出来ます。

「LINE」という人気スマートフォンアプリでは、
『ドラゴンクエストX』発売を記念して、
ドラゴンクエストで 登場している大人気モンスターの
「LINE」スタンプを、期間限定で無料配信中。





   





Sculptris 使い方 目次 [Sculptris 使い方 目次]

Sculptris の使い方について紹介した記事のタイトルをまとめました
ここから、各タイトルにジャンプできます。
※今後もタイトルが増えた場合は、その都度、追記していきます。


「おすすめ モデリングソフト Sculptris」
・ダウンロード

「モデリングソフト Sculptris インストール方法」
・インストール

「モデリングソフト Sculptris 使い方 1」
・中心線
・ビュー操作
・ブラシの大きさ、強さ
・丸ブラシ
・取り消し
・ミラー機能
・保存
・終了
・開く
・移動(ローカル)
・膨張ブラシ
・質感の変更
・平らブラシ
・溝ブラシ
・スムースブラシ

「モデリングソフト Sculptris 使い方 2」
・回転(グローバル、ローカル)
・丸ブラシ(lnvert)
・マスク(モデリングモードの場合)
・中心線の移動

「モデリングソフト Sculptris 使い方 3」
・つまみブラシ
・トライアングル削減

「モデリングソフト Sculptris 使い方 4」
・ブラシで模様を彫る
・モデリング終了
・ミラー機能の補足
・リングの作成方法
・レンダリング

「モデリングソフト Sculptris 使い方 5」
・PAINTモード
・塗りつぶし
・ペイントの濃淡
・ペイントの輪郭
・色アイコン
・スポイト
・カラーペイント

「モデリングソフト Sculptris 使い方 6」
・マスク(ペイントモードの場合)
・高さマスク
・部分的な質感の変更

「モデリングソフト Sculptris 使い方 7」
・ブラシマスク(モデリングモードの場合)
・ブラシマスク(ペイントモードの場合)
・白黒画像の入手方法

「Sculptris 使い方 オプション設定」
・オプション設定(モデリングモード)

「Sculptris 使い方 オプション設定(ペイントモード)」
・オプション設定(ペイントモード)

「他のソフトで引き続きモデリングする時は、」
・OBJ エクスポート
・テクスチャー エクスポート

-----------今後も追記するかもしれません。よろしくお願いいたします。


「sculptris サポートサイトのリンク」↓

・オーク(Zbrush、sculptris などの日本語サポートサイト)
http://oakcorp.net/zbrush/sculptris/index.php


下記はリンク切れになってしまいました。
・sculptrisマニュアル http://translation.heteml.jp/wiki/index.php?sculptris%E3%83%9E%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%82%A2%E3%83%AB


モデリングソフト Sculptris 使い方 7 [Sculptris 使い方]

Sculptris(スカルプトリス)基本的な使い方について、
前回(使い方6)の続きです。



31)ブラシマスク(Blush Mask)を使って模様を作る
・スカルプトリスは、ブラシマスクという機能を使って、簡単に模様を彫ったりペイントする事が出来ます。
やり方は後で説明するとして、結果的にどういう事が出来るのかを下の図でお見せします。図31

図31
図ka31.jpg

↑という感じです。
ブラシマスク機能というのは、「BRUSH」 に入っている白黒画像を、
オブジェクトに転写する機能という事が分かって頂けたでしょうか。

モデリングモードで使用した場合は、立体になり、
ペイントモードで使用した場合は、擬似的な立体となるので、
使用用途に応じた使い方も出来るので便利だと思います。


・ただ、この機能で模様を作る際は、元になる白黒画像が必要です。
もしも、その白黒画像を自分で作る事が難しい場合は、
「pixologic」の HP から色々な画像が入手出来るので、それを利用しましょう。
以下に、画像入手方法や、使い方などを記載しました。


・まずは、白黒画像の入手方法からです。図31_2
1、「pixologic」 の HP に行き、「ALPHA LIBRARY」 をクリック。

訂正。
リンク先が上手く読み込めなくなってます。
なので、こちらからダウンロードしてみて下さい。

http://www.pixologic.com/zbrush/downloadcenter/alpha/
2、模様のカテゴリを選ぶ。
3、さらに、各カテゴリ内で、使いたい画像を選ぶ。
4、ダウンロードボタンを押し、PCに保存。
5、「PNG」形式か「JPG」形式に変換し、自分の好きなフォルダに保存し直す。

4、でダウンロードしたデータは、大体「PSD(フォトショップ)」形式だと思います。
フォトショップを持っていない人は、「PSD フリーソフト」等で検索すると、
PSD形式が扱えるフリーソフトが色々出てきますので、それらを利用して、
PNGやJPGに変換して見て下さい。

図31_2
図ka31_2.jpg


・次に、Sculptris 側での準備です。図31_3
1、「BRUSH」 アイコンをクリック。
2、「NEW・・・」をクリックして、白黒画像を読み込む。
3、読み込んだ画像をクリックし、元の画面に戻す。

図31_3
図ka31_3.jpg


・準備が出来たら、まず、モデリングモードで、マスクブラシを使ってみましょう。図31_4
1、オブジェクトを出す。(今回は平面モデルを使います。)
2、「細分化」ボタンを2回押す。
3、「Enable」をONにして、「丸」ブラシで平面を1回クリック。

「細分化」とは、オブジェクトのポリゴンメッシュを全体的に分割する機能です。
1回押すごとに、ポリゴンが4分割、つまり4倍になります。
マスクブラシで模様を彫る時は、2、の様に「細分化」を行うと綺麗に模様が作れます。
しかし、細分化しすぎるとデータが重くなるので注意して下さい。

図31_4
図ka31_4.jpg


・次は、ペイントモードで、マスクブラシを使ってみましょう。図31_5
1、オブジェクトを出し、ペイントモードにする。(今回も平面モデルを使います。)
2、「Enable」をONにして、「バンプマップ」ブラシで、平面を数回(効果をハッキリ出したいので10回ぐらい)クリック。

ペイントモードの時は、ポリゴンメッシュの密度は関係ないので、「細分化」は行いません

図31_5
図ka31_5.jpg



ブラシマスク使用例
丸いパターンが描かれている白黒画像をダウンロードして、
カメキャラクターの甲羅に、適用して見ました。図31_6図31_7

図31_6
図ka31_6.jpg


図31_7
図ka31_7.jpg



今回は、以上です。

次回は何を紹介するか決まっていませんが、便利そうな機能があったら、
自習の意味も込めて、また紹介すると思います。



なお、このブログではSculptrisの各機能について深く掘り下げて解説していません
もっと詳しく知りたいと言う方は、ここのホームページから
「日本語ドキュメントPDF」 がダウンロード出来ると思いますので、
そのPDFを読んで頂く事をおすすめします。




モデリングソフト Sculptris 使い方 6 [Sculptris 使い方]

Sculptris(スカルプトリス)基本的な使い方について、
前回(使い方5)の続きです。



28)マスクを使い、特定の部分だけ塗りつぶす
・「マスク」機能を使うと、特定の部分だけを簡単にカラーチェンジできます。
この機能を使いながら、今回は甲羅のふち部分をカラーチェンジします。図28

図28
図ka28.jpg



・やり方はこの様な感じです。図28_2

1、
Edit mask」→ ON にする。
(最初は、オブジェクト全体がマスクされて、薄暗い状態になると思います。)

2、
図28_2 のような設定で、白色のブラシでふち部分をなぞる。
(白色でなぞった部分は、マスクが解除されて、明るくなります。)

3、
白と黒、2つの色を使い分けて、ふち部分だけマスク解除する。
白色マスク解除
黒色マスク

4、
Edit mask」→ OFF にする。
Enable mask」→ ON にする。
そして「カラーアイコン」を水色に変更し、「塗りつぶし」ボタンを押す。

5、
Enable mask」→ OFF にする。

図28_2
図ka28_2.jpg



29)高さマスクを使い、甲羅の溝を塗る
・溝部分がハッキリ見えるように、濃い緑で塗っていきます。
今回は、「高さマスク」という機能を併用して、溝を塗ります。

この機能は、凸凹をペイントする際に、
凸部分だけ優先して塗ったり、逆に凹部分だけ優先して塗ったりを、
自動で補助してくれる機能です。

設定はこちら↓
「凹優先 したい場合」 → 「Heightmmask」を ON 、「Cavity」を ON 。
「凸優先 したい場合」 → 「Heightmmask」を ON 、「Cavity」を OFF 。

今は、溝を塗るので、「凹優先」の設定にします。

なお、今回は「ふち部分」や「体部分」は塗らないので、
余計な修正の手間を省く為に、その部分をあらかじめ「マスクで保護」しておきます。図29

図29
図ka29.jpg



・上の 「図29」 で、ちょっと溝を太く塗りすぎたので修正します。

修正するには、まず、さっきとは逆の「凸優先」のペイント設定にします。
そして、明るい緑色にカラーチェンジして、薄く塗っていきます。

結構大雑把なブラシ操作でも、「凸優先」設定なので、
凹部分の濃い緑色は残ってくれると思います。

もしも、明るい緑を塗りすぎた場合は、再度「凹優先」設定にして、
濃い緑を溝に沿って塗り直します。図29_2

図29_2
図ka29_2.jpg



・さらに、凸部分をブラシでぼかし、各凸の頭頂部を白くすれば、
立体感のある甲羅が出来上がります。
「高さマスク」機能と、普通のカラーペイントブラシを組み合わせて使えば、
結構それらしいものが、短時間でも仕上がると思います。
皆さんも、ブラシ操作に慣れたら、是非やって見て下さい。図29_3

図29_3
図ka29_3.jpg




30)部分的に、質感(マテリアル)を変更する

このソフト、スカルプトリスでは、部分的な質感の変更が簡単に行えます。

今回は、この機能を使って、甲羅の質感を変えて見ます。

手順は、こんな感じです。図30
1、「MATERIAL」アイコンの横のぽっちをクリック。
2、好きなマテリアルを選ぶ。(今回は material3 を選ぶ)
3、「Edit」をON。
4、甲羅を、白色ブラシで塗る。

図30
図ka30.jpg



・なお、質感を消したい場合、黒色のブラシで塗ると消す事が出来ます。図30_3
図30_3
図ka30_3.jpg



・そして・・・
図30_1_1
図ka30_1_1.jpg
甲羅の緑色の部分のみが、つやつやの質感に変更できました!図30_1_1



・また、質感は16個まで追加できます。図30_2

図30_2
図ka30_2.jpg



・マテリアルアイコンの下にある 「Colored」 は、
質感の色をミックスさせるかどうかを切り替える為のものです。図30_4
Colored」 を ON → マテリアルの色がミックスされペイントされます。
Colored」 を OFF → マテリアルの色は無効になり、陰影(ライティング)情報だけがペイントされます。

図30_4
図ka30_4.jpg



・下の図30_5は、標準で用意してある質感を複数使った例です。
是非、皆さんも、色々な質感を試して見て下さい。

図30_5

図ka30_5.jpg



今回は、以上です。

次回は、ブラシマスクの機能( ZBrush では Alpha と呼ばれている様です)などについて、簡単に紹介していきたいと思います。

なお、このブログでは各機能について深く掘り下げて解説していません
もっと詳しく知りたいと言う方は、ここのホームページから
「日本語ドキュメントPDF」 がダウンロード出来ると思いますので、
そのPDFを読んで頂く事をおすすめします。




モデリングソフト Sculptris 使い方 5 [Sculptris 使い方]

Sculptris(スカルプトリス)基本的な使い方について、
前回(使い方4)の続きです。



今回は、「PAINT」モードの説明をしていきたいと思います。

ペイント.jpg

この「PAINT」モードというは、オブジェクトに色を塗る事が出来るモードです。
イメージとしては、紙粘土に絵の具などで色を塗っていくような作業に似ています。

プロフェッショナルが使うような3DCGソフトでも、オブジェクトに色を塗る事は可能ですが、
複雑な操作が必要だったり、PhotoShopなど別のソフトを使う必要があったりして、少々面倒です。

しかし、スカルプトリスでは、他のソフトを使ったり複雑な手順は一切ありません。
とても簡単に楽しみながら、色塗りをする事が可能になっています。

それでは、さっそく、
今回も、前回に引き続きカメのキャラクターを使用しながら、チュートリアル形式で説明したいと思いますので
皆さんも一緒にソフトを操作しながら、読み進めてみましょう!



25)ペイントモードを起動
・まず、色を塗るオブジェクト(カメ)を開きます。
そして、「PAINT」ボタンを押して、ペイントモードを起動します。図25

ただし、この時、注意して下さい
一度、ペイントモードに行くと、モデリングモードに戻る事が出来ません
なので、ペイントモードに行く前に、あらかじめデータを保存しておく事をお勧めします。

図25
図ka25.jpg



26)全体を、塗りつぶす
・まず最初に「塗りつぶし」ボタンで、全体を黄色に塗りつぶします。図26

図26
図ka26.jpg



・なお、塗りつぶす時にペイントの濃淡を、今回は一番濃くして塗って下さい。
調整は、上にある三つのスライドバーの、二番目「強さ」スライダーで行えます。図26_2

図26_2
図ka26_2.jpg



27)カラーペイントで、甲羅や顔を塗る
・全体を塗った後、今度はブラシを使って(マウス操作で)部分的に塗っていきます。
ブラシで色を塗るには、「カラーペイント」ボタンをクリックすると塗れるようになります。

今回は、このような手順で行いました。図27

図27
図ka27.jpg



「色アイコン」には、常に2色が保持されています。
間違って、体の部分を緑色に塗ってしまった場合は、「Invert」ボタンを押して、
「色アイコン」を黄色にチェンジして、塗り直しましょう。

「Invert」ボタンを押すのが面倒な場合には、「Alt」キーを押しながら塗ると、
押している間だけ、色がチェンジされるので便利です。図27_3

図27_3
図ka27_3.jpg



・また、「スポイト」機能を使うと、
オブジェクトに塗られている色を、「色アイコン」に登録する事が出来ます。

「スポイト」機能 → 「c」+ 取得したい色の所でクリック 図27_4

図27_4
図ka27_4.jpg



・塗る時にペイントの輪郭を 「ぼかし」 たり、「ハッキリ」 させる事も出来ます。
調整方法は、上にある三つのスライドバーの、三番目「硬さ」スライダーで行えます。図27_2

図27_2
図ka27_2.jpg


ブラシで色塗りする時は、
最初は、輪郭をハッキリさせて豪快に塗り、仕上げではぼかしながら
細かい部分をちょこちょこっと塗ると、綺麗に仕上がると思います。



・上記ブラシ操作を駆使しながら、目や口も塗っていきましょう。図27_5

図27_5
図ka27_5.jpg



今回は、以上です。

次回は、マスクや、高さマスクを使ったペイント方法や、
複数の質感を使う方法などを、簡単に紹介していく予定です。

なお、このブログでは各機能について深く掘り下げて解説していません
もっと詳しく知りたいと言う方は、ここのホームページから
「日本語ドキュメントPDF」 がダウンロード出来ると思いますので、
そのPDFを読んで頂く事をおすすめします。



3DCGのニュース1 (ZBrush) [ニュース]

・Zブラシ最新バージョン
「ZBrush 4R4」 及び 「ZBrush 4R4 Update2」がリリースされています。

本ブログで紹介した、「Sculptris」の上位にあたるソフトなので、
「Sculptris の機能では物足りない」と言う方には、お勧めのソフトです。
図3dcgne01.jpg




・『ZBrush 4R4』
これは、既存ユーザーに無償のアップグレードとして提供されるようです。

「ZBrush 4R4は、モデルのトポロジー再構築及び、ディテール作りこみにフォーカスして、更なるモデリングの自由度を進化させた内容になってる。」との事。

「何よりもこれらは、アーティストのアイデアの具現化に貢献するために開発した機能である。」という事を開発元の「Pixologic」は、強く強調しています。




・『ZBrush 4R4 Update2 提供開始』
2012年8月2日には、ZBrush 4R4 用のアップデータ「ZBrush 4R4 Update2」がリリースされました。
色々修正がされているようなので、アップデートは必須のようですね。




詳しく知りたい方は、こちらのHPを確認して見て下さい。

ZBrushニュース




 ついでに、
・Zブラシの参考本です。 この他にも色々あるようです。
 ↓

   
 





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モデリングソフト Sculptris 使い方 4 [Sculptris 使い方]

Sculptris(スカルプトリス)基本的な使い方について、
前回(使い方3)の続きです。



21)溝ブラシで、甲羅の模様を彫る
・「溝」ブラシで甲羅の模様を彫ります。 ご自分の好きな模様を彫って下さい。図21

図21
図ka21.jpg



・溝ブラシで彫った部分をアップで見てみると、ギザギザして汚く見えてしまいます。
なので、一度、「スムース」を薄くかけます。図21_2

図21_2
図ka21_2.jpg



・その後、「つまみ」ブラシで溝をくっきりさせます。図21_3

図21_3
図ka21_3.jpg



22)その他の部分
・「丸」 ブラシや 「移動」 ツールで、尻尾を作ります。
・「つまみ」 ブラシで、腹のふち部分を若干鋭角にします。図22

図22
図ka22.jpg



23)モデリング完成!
・お疲れさまでした。 モデリングは終了です!図23

図23
図ka23.jpg



・ここまでで紹介してきた機能だけでも、さまざまなキャラクターや形を作れると思いますので、
是非、皆さんもイマジネーションを膨らませて色々なキャラクターにチャレンジして見て下さい。
作例図23_2

図23_2
図ka23_2.jpg



ついでに ミラー機能の補足 もしておこうと思います。
上記の「図23_2」は、頭の角部分を作る際に「ミラー」機能をOFFにして作りました。

このまま「ミラー」機能をOFFにしておく場合は、特に問題はありません。

しかし、後でもう一度 「ミラー」 機能を ON にしたい場合は注意して下さい。
ON にすると、左側部分の全てがリセットされて、右側部分と同じになってしまいます。
なので、その事を踏まえた上で再度ミラー機能をONにするかどうかを決めて下さい。図23_3

図23_3
図ka23_3.jpg



あと、もう一つ、このミラー機能を利用したリングの作成方法についても触れておこうと思います。
リングの作成といっても、このソフトには、OBJ にダイレクトに穴を開ける機能がありません
(私が知らないだけかも知れませんが・・・)
なので、指輪のようなモデルを作りたい場合どうすれば良いかというと、
一つの方法としては、下記のような方法があります。

1、まず、丸の OBJ を出す。
2、そして、ミラー機能を OFF にする。
3、OBJ を伸ばして中途半端な輪っかを作る。
4、最後に、ミラー機能を ON にする。

以上です。
とても簡単に輪っかが出来ました図23_4

図23_4
図ka23_4.jpg



あとは、スムーズをかけたり、模様を彫ったりして、好きな形に作り上げて下さい。図23_5

図23_5
図ka23_5.jpg



24)レンダリング
・モデリングには直接関係ありませんが、「レンダリング」 の事について、少し説明をしておきます。
レンダリング」をすると、PNG 形式 や JPG 形式の静止画像に出来るので、
自分で作ったオリジナルキャラクター画像を、Webで公開したり、メールで友人に送ったりする事が出来ます。
それに 「スクリーンキャプチャー」 で保存した画像よりも、綺麗に保存できます。

やり方は、まず 「OPTIONS」 ボタンを押します。
次に、「SAVE IMAGE」 を押すだけです。
なお、画像の保存名・保存先を決める時に、PNG形式 で保存するか、JPG形式 で保存するかを選択できます。図24

図24
図ka24.jpg



・マテリアルを変更して、レンダリングしてみました。↓

下の2つの画像をクリックし、拡大して見比べて下さい
単純に作業画面を 「スクリーンキャプチャー」 した画像と、
「SAVE IMAGE」ボタンで 「レンダリング」 した画像を良く見比べた場合、
「レンダリング」した画像の方が、滑らかで綺麗な画像に仕上がっている様に見えます。

「スクリーンキャプチャー」 した画像→図24_2
「レンダリング」した画像→図24_3



図24_2
図ka24_2.jpg



図24_3
図ka24_3.jpg



今回は、以上です。

モデリングが一段落したところなので、
次は、ブラシアイコンペイントの方も簡単に紹介していく予定です。

なお、このブログでは各機能について深く掘り下げて解説していません
もっと詳しく知りたいと言う方は、ここのホームページから
「日本語ドキュメントPDF」 がダウンロード出来ると思いますので、
そのPDFを読んで頂く事をおすすめします。





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